手切鑢研修会 詳細・お申込みページ

手切鑢研修会 開催要項

◎実施日程:令和4年5月14日(土)10:00~16:00

 

◎実施場所:〒701-4271 岡山県瀬戸内市長船町長船966 備前長船刀剣博物館 大研修室 
 ※まん延防止措置等が発令された場合、博物館の閉館に伴い中止となります。 

 

◎実施内容:
手切鑢製作技術の全工程を習得する研修会です。講師が1対1で指導し、自ら製作した手切鑢を完成するところまでの技術習得を目指します。
手切鑢製作は何より反復練習が重要です。見方を変えれば、一つ一つの工程はシンプルとも言えます。

この研修会では、参加された方が将来的に自ら手切鑢を製作できるよう、技術を学び持ち帰っていただく場にしたいと思っています。

 

◎講 師:木下宗憲氏、満足浩次氏、岸野沙耶氏

 

◎参加対象:手切鑢の実技を習得しようとする意志のある者

 

◎募集定員:3名

※定員以上の応募があった場合、別日程での追加実施を検討します。

 

◎参 加 費:20,000円(税込) 

※材料費を含みます。

※当日現金にてお支払いをお願いします。

※現地までの旅費、当日の食費等は各自ご負担ください。

 

◎締め切り:令和4年5月1日(日)23:59まで
※募集定員に達した場合、期日前に締め切る場合があります。

 

◎応募方法:下記申し込みフォームからご応募ください。 

フォームアドレス⇒ https://forms.gle/Y2NYFoKQeWhvjE878

 

◎主 催:工芸原材料の会(担当:坪内) [email protected]


~講師紹介~

 

<木下宗憲> 装剣金工師 平成23~30年 澤田英之助氏に師事

<満足浩次> 刀匠 平成23~30年 澤田英之助氏に師事

<岸野沙耶> 元白銀師・現(同)伝統工芸木炭生産技術保存会所属  平成23~30年 澤田英之助氏に師事


~澤田英之助氏と手切鑢製作について~ 

 

平成28年認定の選定保存技術(手切鑢製作)保持者。大正15年生まれ。 

昭和14年から従兄の澤田正一に師事し、伝統的な手切鑢の製作技術を習得。昭和16年に京都府で独立後、織機の製作や金属工芸等に用いられる多様な手切鑢を製作された。 

澤田氏の手切鑢は、切削力などの機能性が非常に高い上、鑢目の切り直しが可能なため、道具としての寿命も長く高い評価を得ていた。また後進の指導・育成にも尽力された。平成30年逝去。 

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*活動内容*

鍛冶燃料となる松炭
生産用アカマツ育成

金工・木工用手切り鑢
製作技術継承と供給(写真をクリックすると手切り鑢製作動画)

研磨炭生産用原木
ニホンアブラギリの
育成

Twitterなどを利用した多様な交流と情報交換

刀剣鞘材用
ホオノキ調査

手漉き和紙生産用
コウゾ苗の育成

手漉き和紙生産用粘剤ノリウツギ苗の育成

木竹磨き仕上げ用
ムクの葉調達

*主な活動計画*

 

1.森林管理
・岡山県内に、(一社)全日本刀匠会事業部ならびに合同会社伝統工芸木炭生産技術保存会が所有・借用し植栽されたアカマツ林の整備・管理。
・伝統工芸木炭生産技術保存会が岡山県美咲町で行って来たノリウツギ栽培の継承。 


2.共同研究 

 伝統工芸木炭生産技術保存会が行っている、東京大学大学院農学生命科学科付属演習林樹芸研究所との研磨炭原木ニホンアブラギリの共同研究。北海道大学北方圏フィールド科学森林圏ステーション天塩研究林との和紙原材料ノリウツギ栽培共同研究事業の補完。 

 岡山県美咲町(ノリウツギ)、真庭市(コウゾ)にて地域住民が取り組んでいる栽培研究への参加。

 3.手切り鑢(やすり)製作技術継承

 現在生産者が減少、技術の途絶えかけている手切り鑢製作技術の継承と、必要としている工芸従事者への供給。 


 4.その他、伝統文化継承に必須な森林資源・工具製作研究

 伝統文化の継承に必要とされている森林資源、工具等の調査・研究。